Azure Linux 仮想マシンを起動すると、spice-vgdagent の不具合 ( 依存関係の誤り ) でエラーが発生した。ここでは、発生したエラーの内容と対応方法について、記載する。
環境
Azure 仮想マシン Linux (redhat 7.6)
サイズ Standard E8as v4 (8 vcpu 数、64 GiB メモリ)
エラー原因と対応方法
エラー情報
Azure 仮想マシンを起動すると、下記のエラーが /var/log/boot.log に出力された。
[DEPEND] Dependency failed for Activation socket for spice guest agent daemon.
原因
RHEL の既知の問題である。
対応方法
パッケージを更新して修正を適用する。または、spice-vdagen をアンインストールして対応する。
spice-vdagen を使用していないため、これをアンインストールして対応した。
パッケージを更新して修正を適用する
・コマンド
yum update --advisory=RHSA-2019:2229
spice-vdagen をアンインストールする
・コマンド
rpm -e spice-vdagent
rpm -q spice-vdagent
※ package spice-vdagent is not installed がメッセージ出力されることを確認
補足
spice エージェントは Azure VM 上の RHEL で QEMU 仮想マシンを動作させる際に、グラフィカルアプリケーションをスムーズに実行できるものである。
QEMU はオープンソースのマシンエミュレーターのこと。
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