RHEL |ファイアーウォールの設定方法|https 443 はすべての接続を許可、ssh 22 は VPN 接続のみ許可



環境

Red Hat Enterprise Linux Server release 7.6 (Maipo)

ファイアーウォール関連の設定

ファイアーウォールのサービス起動

下記のコマンドを実行して、ファイアーウォールのサービスを起動する。


・コマンド

systemctl start firewalld



下記のコマンドを実行して、ファイアーウォールのサービスが起動していることを確認する。


・コマンド

systemctl status firewalld


自動起動設定

下記のコマンドを実行して、自動起動を有効化する。


・コマンド

systemctl enable firewalld.service



下記のコマンドを実行して、自動起動が有効になっていることを確認する。


・コマンド

systemctl is-enabled firewalld.service


ファイアーウォールの設定

下記のコマンドを実行して、ファイアーウォールを設定する。


ここでは、https ( ポート番号 443 ) はインターネットなどのすべての IP アドレスから接続できるようにして、ssh 接続 ( ポート番号 22 ) は VPN 接続 ( 指定した IP アドレス ) のみ接続できるようにしている。ssh 接続は、インターネットからは接続はできないが、VPN 接続のみできるように設定できる。


・コマンド

firewall-cmd --add-service=https --zone=public --permanent

firewall-cmd --permanent --zone=public --add-rich-rule='rule family="ipv4" source address="192.XXX.X.X/16" port port="22" protocol="tcp" accept'



下記のコマンドを実行して、設定した内容をリロードする。


・コマンド

firewall-cmd --reload



下記のコマンドを実行して、設定された内容を確認する


・コマンド

firewall-cmd --list-all


下記の設定になっていることを確認する。

ここで、services の行の https は現在有効になっているサービスである。また、rich rules を確認して、ssh接続が VPN 接続 ( 指定された IP アドレス ) のみで許可されていることを確認する。

 services: dhcpv6-client https

 rich rules:
        rule family="ipv4" source address="192.XXX.X.X/16" port port="22" protocol="tcp" accept




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