ここでは、Azure 仮想マシンのデータディスクを作成して、マウントする。
環境
Linux (redhat 7.6)
仮想マシンにデータディスクを追加する方法
仮想マシンのデータディスクを作成
Azure ポータルにサインインして、
ホーム > 仮想マシン > ディスク
を選択して、「新しいディスクを作成し接続する」をクリックする。
ストレージの種類、サイズ、暗号化、ホストキャッシュを入力して、「保存」ボタンをクリックする。
ブロックデバイスの存在確認
仮想マシンで Teraterm などで ssh 接続して、下記のコマンドを実行して、作成した Azure 仮想マシンのデータディスクのブロックデバイスを確認する。
ここでは、作成したデータディスクのブロックデバイス名を sdc とする。
・コマンド
lsblk
sdc 8:48 0 256G 0 disk
パーティションの存在確認
下記のコマンドで /dev/sdc* が存在しないことを確認する。
・コマンド
df -h
物理ボリュームの作成
下記のコマンドを実行して、物理ボリュームを作成する。
・コマンド
pvcreate /dev/sdc
ボリュームグループの作成
下記のコマンドを実行して、ボリュームグループを作成する。
ここでは、ボリュームグループ名を VG01 とする。ボリュームグループ名は任意の名前を指定する。
・コマンド
vgcreate VG01 /dev/sdc
論理ボリュームの作成
下記のコマンドを実行して、論理ボリュームを作成する。
ここでは、論理ボリューム名を LG01 とする。論理ボリューム名は任意の名前を指定する。
・コマンド
lvcreate -l 100%free -n LV01 VG01
作成した VG01-LV01 の存在を確認
下記のコマンドを実行して、VG01-LV01 が存在することを確認する。
・コマンド
lsblk
VG01-LV01 253:0 0 256G 0 lvm
ファイルシステムの作成とマウント
下記のコマンドを実行して、ファイルシステムとディレクトリ /data_disk01 を作成して、ファイルシステムをディレクトリ /mount_disk01 にマウントする。
・コマンド
mkfs.xfs /dev/VG01/LV01
mkdir /data_disk01
mount /dev/VG01/LV01 /mount_disk01
マウントの確認
下記のコマンドを実行して、ファイルシステム /dev/mapper/VG01-LV01 が /data_disk01 にマウントされていることを確認する。
・コマンド
df -h
/dev/mapper/VG01-LV01 256G 33M 256G 1% /data_disk01
fstab の設定
下記のコマンドを実行して、UUID を確認する。
・コマンド
blkid
/dev/mapper/VG01-LV01: UUID="XXX" TYPE="xfs"
fstab ファイルをバックアップして、fstab ファイル に、上記で確認した UUID を記述してマウントポイントを指定する。
・コマンド
cp -p /etc/fstab /etc/fstab.bk
vi /etc/fstab
最下行に下記の1行を追加する。XXX には、上記で確認した /dev/mapper/VG01-LV01 の UUID を記述する。
UUID=XXX /data_disk01 xfs defaults,nofail,nobarrier 1 2
OS を再起動して、df -h コマンドを実行して、fstab ファイル に記述した内容に従って、ファイルシステム /dev/mapper/VG01-LV01 が /mount_disk01 にマウントされていることを確認する。
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