Oracle Instant Client(SQL*Plus)のインストールと設定


この記事では、
Oracleクライアントをインストールして、設定する方法について、紹介します。

使用目的

SQL*Plusを利用するため

動作環境

Windows 10 64bit

Oracle Instant Clientのインストールと設定


ダウンロード

以下のOracle Instant Clientをダウンロードします。

・Oracle Instant Client

Instant Client for Microsoft Windows (x64)
Version 18.5.0.0.0


まず、ダウンロードするOracle Instant Clientをクリックします。


ダウンロード画面で「Accept License Agreement」を選択して、以下のパッケージをダウンロードします。

・Package

Basic Package(instantclient-basic-windows.x64-18.5.0.0.0dbru.zip)

SQL*Plus Package(instantclient-sqlplus-windows.x64-18.5.0.0.0dbru.zip)



* OracleクライアントとOracleデータベース(サーバー)のバージョン間の互換性に注意が必要です。

* Basic PackageまたはBasic Light Packageは、必ず必要なパッケージです。どちらか1つをダウンロードする必要があります。

インストール

Oracle Instant Clientのインストールは、ダウンロードしたファイル(圧縮ファイル)を展開(解凍)するだけなので、とても簡単です。

ダウンロードしたパッケージを右クリック→「すべて展開」を選択して、任意の場所に展開します。ダウンロードしたパッケージは、すべて、同じ場所に展開します。

わたしは、「C:\oracle」に展開しました。ここに、すべてのパッケージを展開すると、「C:\oracle\instantclient_18_5」配下に、すべてパッケージが1つにまとまります。

tnsnames.oraの作成と設定

以下のディレクトリを作成して、このディレクトリ直下にtnsnames.oraを作成して、設定します。

・ディレクトリ

C:\oracle\instantclient_18_5\network\admin

・ファイル

tnsnames.ora

・tnsnamesの設定
oradb =
  (DESCRIPTION =
    (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = ホスト名)(PORT = ポート番号))
    (CONNECT_DATA =
      (SERVER = DEDICATED)
      (SERVICE_NAME = サービス名)
    )
  )


環境変数の設定


Oracle Instant Clientのパス

1. システム環境変数に「ORACLE_HOME」を設定します。

変数名:ORACLE_HOME
変数値:C:\oracle\instantclient_18_5

2. システム環境変数のPathに「%ORACLE_HOME%」を追加します。

・環境変数 TNS_ADMIN


システム環境変数に「TNS_ADMIN」を設定します。

変数名:TNS_ADMIN
変数値:%ORACLE_HOME%\network\admin

動作確認

コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行して、Oracleデータベースに接続して、SQL文を実行することができます。

・コマンド
sqlplus ユーザ/パスワード@接続識別子
* 上記で設定した「tnsnames.ora」の場合は、接続識別子には「oradb」を指定します。

メモ

接続識別子を使用せず、以下のコマンドで簡易接続することもできます。

・コマンド
sqlplus ユーザ/パスワード@ホスト名:ポート番号/サービス名
* 簡易接続の場合、「tnsnames.ora」を作成、設定せずに接続することができます。

参考




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